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Posted by 京つう運営事務局 at

2008年08月28日

老松さんで茶会のお菓子の相談

KIT町家担当の高井です。

町家チームの活動報告です。
今週月曜日に茶会やイベントなどでお客様にお出しするお菓子の相談に老松さんに伺いました。



実は老松の社長さんは現在京都工芸繊維大学の学生として在籍していらっしゃるそうで、そのご縁で先日ご連絡させていただいたところ、私たちの活動に興味を持ってくださり、お菓子についてもテーマに沿ったものをデザインしていただけるということになったため、その相談に伺うこととなりました。

老松さんでは伝統的な形の和菓子を作るだけでなく、海外で個展を開いたり、芸術家の方々とコラボレーションをし、新しい造形を考えたりなど、京都の文化を振興するようなイベントを企画されたりと様々な試みをなされているそうです。西陣周辺で2005年から行われている”都ライト”というイベントにも関わっていらっしゃるそうです。

そのような活動をされているということで、私たちの"Craft Concierge 京都"の活動にも興味を持っていただいていており、今回のような形でご協力いただけることになりました。

社長さんはとてもエネルギッシュな方で、様々な企画のために忙しく飛び回っているそうで、今週も火曜日以降は海外にいらっしゃるそうです!

今回のデザインを担当してくださる方々にもお会いしたのですが、若い女性の方々だったのでとても意外でした。みなさん入社する前には大学で美学やデザインなどを学んでいたそうです。
老松というと有名なお菓子屋ですし、いい意味でも悪い意味でも落ち着いた重たいイメージを抱いていたのですが、会社の取り組みも従業員の方々もエネルギッシュで若々しい感じだったが印象に残っており、とても面白い会社だなと思いました。

お菓子のデザインですが、"Craft Concierge"のコンセプトやキーワードである"攻める伝統工芸"などを基に、急いでデザイン案を検討してくださるそうです。

時間も予算も限られている中でご協力して下さって、本当にありがとうございます。

ですので、茶会にお越しいただける皆さんは楽しみにしていて下さい。

それではまた。
  


Posted by craft concierge 京都 at 22:43Comments(0)町家でおもてなし

2008年08月23日

お世話になっている伝統工芸の工房のご紹介2

KIT町家担当の高井です。

今回も引き続き私たちがお世話になっている伝統工芸の工房についてご紹介したいと思います。
前回の続きでExihibitionの町家の方でお世話になっている工房をご紹介します。

町家では体験イベントとして、

「聞香体験、小鼓実演・体験、伝統工芸の職人さんによる講演、投扇興遊び、茶会」

を行う予定ですが、その内、聞き香体験は(株)山田松香木店、小鼓実演・体験は山下慶秀堂のご協力をいただいています。


(株)山田松香木店さんは江戸時代の寛政年間に創業されました。
当時は香木と香原料の選別と加工から始まりましたが、現在では香木を専門に取り扱い、原産地からの直接買付、輸入、鑑別、お香としての製品化までを一貫して行っていらっしゃいます。

「香りを楽しむ」ということに関しては、みなさんも普段から何らかの形で接していると思いますが、「意識的に香りを鑑賞する」というのは少ないのではないでしょうか。
今回の聞香体験では、伝統的な「香道の世界」を気軽に体験していただきたいと思います。



以前私も授業で聞香体験をさせていただきましたが、堅苦しくなく、気軽に楽しむことが出来ました。
その際には数人でお香を聞き分けて勝敗を争うような形で体験させていただき、結構白熱した思い出があります。


山下慶秀堂さんは、調べ緒と呼ばれる、能、歌舞伎、邦楽の演奏時などで使われる鼓を下の写真のように固定するひもを、日本で唯一制作されています。この調べ緒の出来栄えが鼓の音の良し悪しを大きく左右します。

イベントでは小鼓の音を生で楽しんでもらうだけでなく、実際にみなさんに触れていただき、鳴らしていただく予定です。



このような工房の方々の協力によって、町家の体験イベントは行うことが出来ます。本当に感謝ですね。

また、町家ではイベント以外にも伝統工芸品を生活用品として飾ったり、食器として実際に使う予定です。
その工芸品の提供でも伝統工芸の工房の方々にはご協力いただいています。

清水焼の食器は(有)加古製陶所さんから、
茶会で用いる土で塗った風炉先屏風は京壁の工房である(有)京壁井筒屋佐藤さんから、
漆の花器は漆芸家の東端唯さんからご提供いただく予定です。

また、
”京の伝統工芸”という教育プログラムではさらに多くの伝統工芸の工房・職人の方々にお世話になっています。
ありがとうございます。

ということで、お越しいただける参加者の方々は、是非楽しみにしていて下さい。

  


Posted by craft concierge 京都 at 21:56Comments(0)町家でおもてなし

2008年08月20日

お世話になっている伝統工芸の工房のご紹介

KIT町家担当の高井です。

前回までに私たち"Craft Concierge 京都"の取り組みと、その母体である”京の伝統工芸”という教育プログラムでお世話になっている伝統工芸の工房を2軒ご紹介させていただきましたが、もちろん他にもいろいろな形で伝統工芸の工房・職人の方々にお世話になっています。

そこで、今回は私たちが他にどのような工房にお世話になっているかをご紹介したいと思います。


まず、今回のExihibitionでお世話になっている工房から見ていきますと

1928ビルでは3Fのアートコンプレックス1928で伝統工芸に関わるベンチャー企業による展示、1Fの同時代ギャラリーでは"伝統の虫"と題して、京都工芸繊維大学の中野デザイン研究室の学生と伝統工芸の工房のコラボレーションによる工芸作品の展示が行われます。
1Fの展示にご協力いただいている工房として、前回までに紹介した清水焼の加古製陶所さん、金彩荒木さんに加えて
錺金具の(株)森本錺金具製作所、京瓦の浅田製瓦工場という2軒の工房にお世話になっています。

錺金具とは襖の引き手や釘隠しなどの建築物の装飾や法具、仏具、祭礼具などで使われる細工を施した装飾用の金具のことで、
(株)森本錺金具製作所では伊勢神宮、出雲大社、京都御所、二条城など、全国の有名寺社、建築のための作品を製作していらっしゃいます。




また、京瓦とは屋根の瓦のことですが、その中でも伝統的な技術である「磨き」を施した燻し瓦で京都の地で作られたもののことで、
通常の瓦に比べて、美しい光沢があるのが特徴です。
実は、現在京瓦を製作している工房はこちらの工房を含めて2軒しかないそうです!
浅田製瓦工場では主に鬼瓦、軒瓦と呼ばれるものを中心に製作なされています。
このようなものです↓




やはりこちらの2工房も前回と同様、"京の伝統工芸"が始まった2006年当初からお世話になっている工房です。
いつもありがとうございます。

1Fの同時代ギャラリーではこのような工房の伝統の技術と学生の視点の交錯した新しい工芸作品が展示されます。
具体的な作品は私も把握していないので展示会当日が楽しみです。

そして、3Fのアートコンプレックス1928ではそのような伝統の技術や文化というものを新しい視点で捉え、実際にビジネスとして展開していらっしゃる企業による展示が行われます。

現実にビジネスとして売り出す際には新しいアイデアだけでなく、さらに様々な要素が必要とされることと思います。
そのようなことを踏まえて1Fの作品と3Fの商品とを比較してみても面白いかもしれません。
その辺りのご紹介はまた1928チームの方からもあると思いますので、そちらの機会に譲ろうと思います。


1928ビルでの展示会はどなた様も無料でご覧いただけますので、伝統工芸について生産者として関わっている方も、利用者として興味をお持ちの方も、どうぞみなさんお越しください。

また、私たちはExihibition以降も コンシェルジュとしての取り組みを行っていきたいと考えていますので、ご覧頂いたご感想やご意見を心よりお待ちしております。

よろしくお願いします。

それから、次にExihibitionの町家の方でお世話になっている工房をご紹介したいと思いますが…

少し長くなってきましたので、また次回の私の更新の際にご紹介しようと思います。
それでは。
  


Posted by craft concierge 京都 at 18:14Comments(0)町家でおもてなし

2008年08月15日

町家について

KIT町家担当の高井です。

今回は"Craft Concierge 京都 Exihibition"で私たちが使う町家についてご紹介しようと思います。

ここは私たちがExibitionに向けて定期的にミーティングを行う場所でもあります。
この町家で日夜、伝統工芸の現在や未来について侃々諤々と議論が交わされているわけです…





まずは、場所から…





上の地図で示しているように、六角通と油小路通の交差点にあります。

この町家周辺の地域は、古くから染色産業や和装産業が盛んな地域で、現在でも伝統的な染め職人や着物の装飾職人の方々が多くいらっしゃいます。通りを歩けば、他にも昔ながらの町家を少なからず目にすることが出来ます。

金彩とは着物の装飾として用いられるもので、金箔・銀箔を様々な図柄として着物の生地に加工する技術のことです。
荒木さんの工房"金彩荒木"では、現在荒木泰博さんが3代目としてその技術を受け継いでいらっしゃいます。
その技術はとても素晴らしいものです。




前回ご紹介させて頂いた清水焼の(有)加古製陶所さんと同様に、金彩荒木さんも”京の伝統工芸”という教育プログラムが始まった2006年当初からお世話になっている工房です。

また、今回は荒木さんがいらっしゃる地域でイベントを行わせて頂くということで、様々な面で大変お世話になっています。
本当に感謝です。


そして、町家の中ですが、実は大学の研究室が使うこともあり、現代的に改築が施されています。
でも、新しい畳の匂いがしたり、小さな中庭があったりで結構癒されます。




1Fの和室から中庭を見ると、このような感じです。

今年のお客様にはここでゆっくりとした時間を過ごしていただくことになります。
よろしくお願いします。

それではまた。
  


Posted by craft concierge 京都 at 21:23Comments(0)町家でおもてなし

2008年08月12日

町家イベントの紹介です

KIT町家担当の高井です。

今回の"Craft Concierge 京都 Exihibition"においてKIT町家では

伝統工芸品を見るだけではなく、使ってもらう・体験してもらう


という基本方針の下でいくつかの体験型のイベントを催すとともに京都古知歩(いにしえちぶ)ツアーのお客様にお休みしていただく場を提供する予定です。

今年はこの企画の1年目ということでイベント・ツアーにはこちらが招待したお客様だけしか参加できませんが、来年以降は一般の方から公募という形にしていけたら、と考えています。よろしくお願いします。

ということで、来年以降の参考までにですが…
以下に現在町家で開催予定のイベントと町家に置く予定の伝統工芸品について掲載させていただきます。

イベント

  ■聞き香体験:5日(金)10:00~12:00

  ■小鼓実演・体験:5日(金)14:00~16:00

  ■投扇興遊び: 6日(土) 10:00~11:00

  ■茶会: 7日(日) 10:00~12:00、13:00~15:00


町家に置く予定の伝統工芸品

  ■清水焼: 食器

  ■京壁: 土で塗った風炉先屏風 (茶会で)

  ■調べ緒: 小鼓小鼓体験のイベントで)

  ■漆: 花器

  ■お香

  ■その他茶会の道具など


このような感じになっています。

ちなみに下の画像は町家で使う清水焼を(有)加古製陶所にて選んでいるときの様子です。

(有)加古製陶所は”京の伝統工芸”という教育プログラムが始まった2006年当初からお世話になっている工房です。

加古さんだけではなく、様々な伝統工芸の工房・職人さんのご協力の下、この教育プログラム、そしてそこから生まれた"Craft Concierge 京都"は成り立っています。

本当にありがとうございます!



  


Posted by craft concierge 京都 at 11:13Comments(0)町家でおもてなし