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Posted by 京つう運営事務局 at

2008年09月05日

SANJO by PAGONG 紹介記事

亀田富染工場は、大正時代から着物の染色を行ってきた。しかし、時代が昭和から平成に移り変わるにつれて、着物の需要は一気に落ち込み、呉服業界はどこも存続の危機に立たされた。亀田富染工場もそのあおりを受け、業務内容が着物の染色から洋服の染色へと移行していった。
 あるとき、社長がアロハシャツのルーツが着物であることを知り、オリジナルのアロハシャツを製作してみたそうである。これがブランド「PAGONG(パゴン)」のはじまりである。この商品は人々から大変好評を得た。これを機に、亀田富染工場はPAGONGという名でアロハシャツの販売に踏み出した。現在では、PAGONGのアロハシャツはもともとの着物図案を世に知らしめ、さらに会社を支える柱ともなっている。
 PAGONGのアロハシャツは、一般的なものと色合いが違っている。皆さんも実際に商品を手にとっていただければわかると思うが、なんとも鮮やかな色合いをしている。お店の方に発色の方法を尋ねてみると、プロデューサーの亀田早織さんはこう答えてくださった。
「PAGONGの商品は1つ1つ京友禅で作っています。手捺染(てなせん)で染めることで鮮やかな発色が可能になり、さらに多数の色を1つの商品に載せることができます。すると自然と色に深みが出てきます。これは機械によるプリント技術では再現することができません。」



 古くから、日本には季節や行事に合わせた図柄の着物を着るという風習があり、そうすることで人々は風情や趣といったものを楽しんだ。PAGONGでは、その古くからの文化を尊重し、商品を売る際には必ず、お客様にアロハシャツに使われている図柄の伝統的な意味を直接伝えることにしているそうだ。
 現在、PAGONGの商品は大まかにわけて2種類のものが存在する。1つは昔ながらの着物に使われていたものとより近い色合いを用いた、より鮮やかな商品である。もう1つは普段着としても使用できる薄めの色合いを用い、淡く優しい感じを与える商品である。前者はPAGONG、後者はSANJO by PAGONGの商品である。
 商品を提供するために、デザイナーや職人、スタッフ全員が協力し合い、昔からの友禅染の技術や図柄に新たな発想を取り入れ、配色や色合いに関して日々改良を重ね、PAGONG独自の京友禅染を作り出している。ここでは、昔からの伝統工芸の息吹が脈々と受け継がれている。
 最後に、今後の展望をお伺いしたところ、
「興味を持ってくださる海外のお客様にも多くの商品を提供できるようにしたい。」
と答えてくださった。日本の伝統工芸が、形を変えて世界で活躍する日もそう遠くないかもしれない。
  


Posted by craft concierge 京都 at 06:07Comments(0)紹介記事

2008年09月05日

西村吉象堂 紹介記事

西村吉象堂さんは、大正13年に創業した漆器専門のお店である。近年は焼き物や布を使った商品も扱っている。漆器の持ち味は、色合いとやわらかい使い心地にある。また、漆は殺菌作用を持っており、漆の容器にお菓子を入れておくと硬化しにくいそうだ。



西村さんは、漆は世界最高の塗料だと自覚している。漆は、漆の木に傷をつけてその樹液を採取するが、一度にそれほど多くの量は採取できない。漆は、肌がかぶれたりする毒作用を持っているというイメージがあるが、逆に胃や肌の薬になるそうだ。肌が漆に負ける原因は、漆が酸素に触れて硬化する際に発生するウルシオールという物質によるもので、漆そのものに毒性はない。
 漆はもともと乳白色であるが、赤や黒の顔料を混入して色合いを出していく。最近ではブルーの色も出せるそうだ。日本の主な漆の産地は東北地方である。また、中国産の漆は日本産の漆と性質が似通っているため、中国産のものも使用されている。西村さんが仕入れている品物は、京都の職人さんが作ったものだけとは限らない。京都の品物は良質で高価なものが多く、一般的に販売するものは北陸の方から仕入れている。理想は京都のものだけで商売することだが、これは大変難しいようだ。
 西村さんは日本の漆器を守るために、漆器が再び日の目を浴び売れるようになるまで、お店を続けてくれるだろう。
  


Posted by craft concierge 京都 at 06:06Comments(0)紹介記事