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Posted by 京つう運営事務局 at

2008年08月23日

お世話になっている伝統工芸の工房のご紹介2

KIT町家担当の高井です。

今回も引き続き私たちがお世話になっている伝統工芸の工房についてご紹介したいと思います。
前回の続きでExihibitionの町家の方でお世話になっている工房をご紹介します。

町家では体験イベントとして、

「聞香体験、小鼓実演・体験、伝統工芸の職人さんによる講演、投扇興遊び、茶会」

を行う予定ですが、その内、聞き香体験は(株)山田松香木店、小鼓実演・体験は山下慶秀堂のご協力をいただいています。


(株)山田松香木店さんは江戸時代の寛政年間に創業されました。
当時は香木と香原料の選別と加工から始まりましたが、現在では香木を専門に取り扱い、原産地からの直接買付、輸入、鑑別、お香としての製品化までを一貫して行っていらっしゃいます。

「香りを楽しむ」ということに関しては、みなさんも普段から何らかの形で接していると思いますが、「意識的に香りを鑑賞する」というのは少ないのではないでしょうか。
今回の聞香体験では、伝統的な「香道の世界」を気軽に体験していただきたいと思います。



以前私も授業で聞香体験をさせていただきましたが、堅苦しくなく、気軽に楽しむことが出来ました。
その際には数人でお香を聞き分けて勝敗を争うような形で体験させていただき、結構白熱した思い出があります。


山下慶秀堂さんは、調べ緒と呼ばれる、能、歌舞伎、邦楽の演奏時などで使われる鼓を下の写真のように固定するひもを、日本で唯一制作されています。この調べ緒の出来栄えが鼓の音の良し悪しを大きく左右します。

イベントでは小鼓の音を生で楽しんでもらうだけでなく、実際にみなさんに触れていただき、鳴らしていただく予定です。



このような工房の方々の協力によって、町家の体験イベントは行うことが出来ます。本当に感謝ですね。

また、町家ではイベント以外にも伝統工芸品を生活用品として飾ったり、食器として実際に使う予定です。
その工芸品の提供でも伝統工芸の工房の方々にはご協力いただいています。

清水焼の食器は(有)加古製陶所さんから、
茶会で用いる土で塗った風炉先屏風は京壁の工房である(有)京壁井筒屋佐藤さんから、
漆の花器は漆芸家の東端唯さんからご提供いただく予定です。

また、
”京の伝統工芸”という教育プログラムではさらに多くの伝統工芸の工房・職人の方々にお世話になっています。
ありがとうございます。

ということで、お越しいただける参加者の方々は、是非楽しみにしていて下さい。

  


Posted by craft concierge 京都 at 21:56Comments(0)町家でおもてなし