2008年08月09日
佐々木先生からのお言葉。
広報担当の竹村です。
HP開設にあたって、C2K(Craft Concierge 京都の略称です)のメンバーから、何通かお言葉を頂いています。
今日はその中で、頼るべきお二方のお言葉を紹介したいと思います。
まずは、京都古知歩(いにしえちぶ)ツアーで尽力されている佐々木先生からのお言葉です。
------------------------------------------------------------------------
この3年スパンのプログラム「京の伝統工芸」には、当初から関わり、名を連ねていましたが、締めくくりである、この「京の伝統工芸―知 美 技」のスタートした今年が本格的な参加ということになります。
「アートコンプレックス」様には、まちなかインターンシップ拠点としての場の提供や、業界ネットワークを通じた具体的支援をいただいていますが、とにかく白紙からのスタートとして、起業的展開という難しく大きなテーマに挑んでいるために、試行錯誤の連続と言えます。
学生諸氏のスピードと熱気に遅れまいとがんばっているのが正直なところです。
本プログラムの拠点であるアートコンプレックス会場も「まちなか」にあり、そこでの具体的定位が求められるわけで、周辺とのつながりが具体的に問われます。
その舞台である三条というまちと私の研究室との関わりは4年、さらに新町以西については10年近くになり、
その中で培った関係を、今回は一つの切り口=ツアーとして再体験をしてもらうことになりました。
まちは「歴史に、今に、生きている」ということから、
日常の関わりのなかにこそ、新たな発見を見いだすことができるとすると、このような取り組みは関係する先行プロジェクト(マップづくりなど)やネットワークとの相乗効果を生み、さらに触発的な成果に結びつくことは容易に想像できます。
ただし、当事者としての関わりを持ってこそ実現するものなので、教授するという旧来のスタイルを持ち込めない領域であり、その難しさと面白さを絶えず 実感しています。
例えば8月6日のまちづくり協議会の定例会にて後援依頼した時、すでにその中でいただいた期待と激励に関係学生諸氏はもちろん私も望 外の成果を実感したところです。
今後このプログラムには、教育の一環でありながら失敗の許されない社会的行為としての認識も求められ、今までにない難しさを実感することもあると思い ます。
「周りとの関わり、まちや人との関わりのひとつひとつが糧になって成果に結びつく」と心得て、
「努力を積み重ねられれば知らぬ間に困難を乗り越え高みに至るもの」と皆に言葉を贈りつつ、
完遂に向けて大いに応援したいと思います。
佐々木厚司
(京都工芸繊維大学大学院造形工学部門・佐々木まちづくり研究室)
-----------------------------------------------------------------------
HP開設にあたって、C2K(Craft Concierge 京都の略称です)のメンバーから、何通かお言葉を頂いています。
今日はその中で、頼るべきお二方のお言葉を紹介したいと思います。
まずは、京都古知歩(いにしえちぶ)ツアーで尽力されている佐々木先生からのお言葉です。
------------------------------------------------------------------------
この3年スパンのプログラム「京の伝統工芸」には、当初から関わり、名を連ねていましたが、締めくくりである、この「京の伝統工芸―知 美 技」のスタートした今年が本格的な参加ということになります。
「アートコンプレックス」様には、まちなかインターンシップ拠点としての場の提供や、業界ネットワークを通じた具体的支援をいただいていますが、とにかく白紙からのスタートとして、起業的展開という難しく大きなテーマに挑んでいるために、試行錯誤の連続と言えます。
学生諸氏のスピードと熱気に遅れまいとがんばっているのが正直なところです。
本プログラムの拠点であるアートコンプレックス会場も「まちなか」にあり、そこでの具体的定位が求められるわけで、周辺とのつながりが具体的に問われます。
その舞台である三条というまちと私の研究室との関わりは4年、さらに新町以西については10年近くになり、
その中で培った関係を、今回は一つの切り口=ツアーとして再体験をしてもらうことになりました。
まちは「歴史に、今に、生きている」ということから、
日常の関わりのなかにこそ、新たな発見を見いだすことができるとすると、このような取り組みは関係する先行プロジェクト(マップづくりなど)やネットワークとの相乗効果を生み、さらに触発的な成果に結びつくことは容易に想像できます。
ただし、当事者としての関わりを持ってこそ実現するものなので、教授するという旧来のスタイルを持ち込めない領域であり、その難しさと面白さを絶えず 実感しています。
例えば8月6日のまちづくり協議会の定例会にて後援依頼した時、すでにその中でいただいた期待と激励に関係学生諸氏はもちろん私も望 外の成果を実感したところです。
今後このプログラムには、教育の一環でありながら失敗の許されない社会的行為としての認識も求められ、今までにない難しさを実感することもあると思い ます。
「周りとの関わり、まちや人との関わりのひとつひとつが糧になって成果に結びつく」と心得て、
「努力を積み重ねられれば知らぬ間に困難を乗り越え高みに至るもの」と皆に言葉を贈りつつ、
完遂に向けて大いに応援したいと思います。
佐々木厚司
(京都工芸繊維大学大学院造形工学部門・佐々木まちづくり研究室)
-----------------------------------------------------------------------
Posted by craft concierge 京都 at 22:39│Comments(0)
│Information